ハンドルネーム:こーへい
ナンパに全てのエネルギーをかけてきた俺は今、かつてない窮地に追い込まれた。まず俺はルックスレベルが普通で、いわゆるナンパが成功しやすい見た目じゃない。前までは数打てば当たるのがナンパだったが、最近は多くの人の反応が変わってきている。
けどどうしてずっとしてきたかというのは、人肌恋しい女だとフツメンでも成功する時があるからだ。しかし、以前よりも悪化した治安や外国人も増えているなどの理由で、メディアが防犯の重要性を流すにつれて、女性たちはその影響を受けてしまった様子。
だから最近だと魚が逃げるように失敗し、成功率はどんどんダウン。それでも白馬の王子様クラス、貴公子など、絶対的イケメンのナンパなら上手くいくらしいが。
俺は効率性の悪さや友人からも「お前はもう三十なのだからナンパなんて卒業しろ」と言われる始末。では俺の生き甲斐といえるセックスは!?風俗!?と頭をよぎるものの、金を出せば100%ヤレるセックスに興味なんてない。
だが、近しい業種、セックスをしない、言わば挿入のない夜の世界になら関心があった。つまりキャバクラやラウンジになるが、しばらくはその世界に足を踏み入れることにした。
なお出会い系という選択肢もあったが、いかんせん俺のビジュアルは女性が惹かれる可能性が極めて低いから、やはり却下となった。
キャバの世界は華やかで、予想していた通り上玉揃い。ナンパ師を引退した俺にとっては、色恋営業が当たり前の世界でも面白かった。
ただ元ナンパ師としてはどうしても、その先ゴールになるセックスがターゲット。しばらく通っていた時、色恋営業をしないタイプで、お金を必死に貯めているA子・20歳と仲良くなる機会が訪れる。
エステサロンのオーナーになり多店舗展開を夢見る女、ミディアムヘアでグラビアアイドル並の見た目だ。キャバは資金を貯めたら即座に引退するようで、営業をかけてこないスタンスから話していても気分がいいし楽しい。
また応援したくなる要素があるため、俺はドリンクを入れ何度もリピートするようになった。LINE交換は済ませており、気づけば毎日やり取りをするようにもなった。
いつものように週末彼女と店内で話をしていた時、やや憂鬱そうにしていたので詳しく聞いてみた。どうやら両親と同居でキャバがバレ、罵倒される日々が続いているとの事。
あたりがきついのは母親のみで、父親は実家を離れてほしくないということだった。揺れる感情とストレスがきつく、彼女は後にキャバを引退してしまった。
しかしやり取りを毎日していたのと、加えて愚痴や悩みを聞き続けていたので、しばらくは思い切り遊びたいと俺に告げる。デートにも進み、会ったその日は遊園地へ向かい、開放感に喜ぶA子を見て癒やされている。
夕方になり都内で食事をした際、元夜蝶の彼女のドレス姿を思い出し、気持ちがムラムラした。「胸元見ているの気付いてるけど、変なこと考えてない?(笑)」とニコニコしながら彼女は言う。
長年のキャリアと勘から、まんざらでもないと判断して俺はA子を誘い、結果はOK!今までにナンパしていた子たちよりもハイビジュアルだったから、不安もあったが、胸を撫で下ろしながらホテルへ向かう。
セックスは久しぶりだったから俺は興奮のスイッチが早々に入り、風呂に入る前に彼女の乳を揉み、同時にキスをした。するとディープキスという嬉しい倍返しがあり、野性味あふれるハッスル状態でベッドに押し倒した。そこで驚愕したのだが、A子が着用していたブラとショーツは、なんとスケスケで乳首も透けて見えていた。
「な、なんかすごく興奮するな」と率直に告げ、ブラを外し思い切り吸い付いた。喘ぎ声がセクシーで、もっと年齢が良い意味で上、小悪魔的にも感じる。アソコは指と舌を使いとことん責め、洪水状態にしてバトンタッチ。すると彼女は69の体勢になり俺のイチモツを舐め始めた。
またまたびっくりでお尻には蝶のタトゥーがあり、正体がまだ完全にわからない彼女に惹かれながらのセックスを続ける。ボルテージも上がる中、挿入はバック・正常位とガンガンに責めたてた。正常位でイク時、彼女は俺を強く抱きしめ、愛を感じるかのようにフィニッシュ。締まりも良くて、久々のセックスは大いに満足。
タトゥーについて尋ねてみると、元彼が彫師だったことから影響を受け、入れたらしい。似合っていればそれも良しと考え、受け容れた俺はA子からさらに好かれるようになった。
しかしハイテンションと憂鬱状態が不規則に訪れる彼女は多少扱いにくく、友達以上恋人未満の関係が今でも続いているのだった。
【りお】
異色のカップル!……あれ?まだカップルじゃないのか~。
キャバの色恋営業からセフレになった実体験なんて中々珍しいから興味湧いちゃった!
躁鬱の子の相手大変かもしれないけど良い感じになれるといいね!