ハンドルネーム:滝壺
俺は女っ気が全く感じられない職場で働いている。どんな場所で働いているかといえば、産廃処分場なんて色気がマイナス値に振れるような職場だ。そんな場所でアラサーのクレーン乗りとして日々、騒音の中業務に徹している。
事務員は経理を含め2人いるが、50代のおばちゃんとセクシーさが皆無な40代の女性のみ。また職場の連中は彼女たちをもはや女性と認識しておらず、事務所内でも下ネタを連発する始末だ。
しかも俺の職場の同僚はおおむね無愛想で小汚い感じが否めないし、そもそも職業の名前も耳障りが悪い。当然非モテになるため、つまり出会いは自分で探さなくてはならないのだ。
そんな俺は産廃処理業者と一見してわからないよう、ファッションやメンズコスメにも気を配っている。まだまだ出会いも欲しいし、セックスだって楽しみたいからな。
色々な方面で出会いを模索するも、思いつくのはナンパや出会い系くらいで正直気乗りはしない。出会い系はかつてやってはいたのだが、運が悪かったのか良い出会いは全くなく、時間を割いても出会えるのはルックスが微妙な女、あるいはメンヘラという地雷女ばかりだった。
ならば、ほかに何が良いかと発想を張り巡らせ、ネットでも人気の出会いを探してみた。すると、いま街コンがアツいというのが目に留まる。
合コンとは違っており、応募して自主参加するというのは知っていたが、最近は進化しているようだ。進化というのは、例にすると22歳から29歳限定だったり、オタク限定だったりメニューの多様化が散見される。
俺は30歳だが、30代限定の街コンなどもあった。また会場もいろいろ設定されていて、チェーン店の居酒屋から、おしゃれなダイニングなどもあり興味をそそられる。なお、田舎よりも都心が活性化しているらしいが、茨城も検索するとたくさん出てくるものだ。
吟味するように調べ、俺は下心を隠しつつ参加を決意した。
俺が向かったのは30代~40代までの、若者がいない街コン。美熟女がいることの期待、あわせて若くなくなるとセックスへのガードも緩くなるという希望的な持論からだ。
会場のイタリアンダイニングに着くと、想定通り出会い系の女よりも美人がいることがわかる。1人で向かったのだが、同じようにひとりで来ている男も女もおり問題はない。
食べ物・飲み物など、参加者同士で楽しむ時間が過ぎる。そしてフリータイムで俺が気にかけていたE美とは積極的に話し、向こうからの好反応も受け取った。
美人だがバツイチの33歳で、コブつきのため意中の人から避けられたことがトラウマらしい。なら、許容するとさらに気に入られるのでは?そう思った俺はしきりにアタックモードに入る。来たるデートの日は街コンから約3週間後だったが、日々マメにLINEを返していたのが功を奏した。
「◯◯君はこの前も今日も、ファッションスタイルがおしゃれだね」と言うE美は、Vネックのセーターにミモザ丈の白スカートがエレガントでフェロモンも漂っている。
前回の街コンはイタリアンだったので、しゃぶしゃぶが美味しいお店へとエスコート。「美味しいお店しっかり押さえているね」とここでも好反応。酒を飲みたいが、2年以上ご無沙汰だったのでセックスしたいがために我慢。
なお、LINEで泊まりが良いと打診していて「当日の気分次第ね」と言われていた。結果「しょうがないなあ」とOKをもらうのだが、伏線を張っておいて良かった。そしてホテルに着き、ようやくお酒を飲み交わす。
するとアルコールでスイッチが入る女だったようで「くっつきたくなっちゃった~」と腕を絡めてくるではないか。「E美さんはセクシーだからムラムラしちゃうよ」と言い、ガバっとソファーに押し倒した。
胸はあまり大きくないがピンクの乳首がまばゆく、思い切りがっついた。「あん!ベッドに移動しよう」と言われ移動後に、彼女のマンコへ指入れをして舐め上げる。フェラが最高だったのだが、竿なめ・亀頭・奥までなど、上手すぎてどこでそのテクニックを身につけて来たのかと感動に浸る。
そうして合体時にはバック→正常位の順で発射し、満足のいくセックスとなった。ただし「まもる(仮名・息子の名)にも今度会ってね!」と告げられ、しまった、バツイチ子持ちだったんだと思いながらも、わかったよと応じてしまう俺。
責任が伴う人生が待っていそうだが、美女で床上手だからまあ良いのかなと、強引に自分を納得させていたのだった。
【七瀬】
出会える為の努力をしてるなんてえらいね。
下心があるとはいえ、女性の扱いを心得てて流石だと思ったかな。
これからどうなるかわからないけど、パパになるんだったらもっと頑張んないといけないかもね。応援してる。