ハンドルネーム:ぬちます
俺は学力不足で四年制大学への進学は諦めた。それでも高卒という学歴が嫌でパソコン関連の専門学校へ入り、曲がりなりにもプログラミングのスキルを習得した。
ITは当時右肩上がりだったので、就職には困らず21歳で無事社会人デビューをする。だが、プログラマーは残業まみれで休みも少なくて、見事に沼に落ちてしまった。
最悪のケースでは、デスクそばの床にタオルケットを敷き、缶詰になった日も少なくない。同期はどんどん退職していくし、仲間との会話も鬱屈した愚痴ばかりだった。
結果、人手不足は俺にのしかかり、3年は辛抱したのだが結局辞めてしまう。辞めてからは3ヶ月くらい仕事も探さず、フラフラした。
そうだ、次は業務過多じゃない仕事を選ぼうと、フリーのプログラマーになった。一流のスキルはなく、さらに正社員でもないため正直言って年収はだいぶ下がることになった。しかし妻も子供もおらず、さらに実家なので何も問題はない。
度が過ぎた労働時間で性欲減退していたが、無職の時は不思議と性欲が回復し、女の子が視界に入ると次第にムラムラしてくる。ただ友人も少なく、風俗も利用しない俺は、果たしてどうやって性欲を発散させれば良いのだろう。
紆余曲折の中、とある日見ていたYOUTUBEで、マッチングアプリで出会った夫婦のインタビューを目にする。「僕たちが出会ったのは、出会い系です」と堂々と言っている。
俺は美人局や業者に単にビビっていただけなのか?そう思うと何かが吹っ切れ、使いたくなってきた。無料ポイントというのがあったが、どうやら手練れのイケメンくらいじゃないと、お金をかけずに会うのは難しいらしい。
そういう面ではケチケチしないので、すぐさま5,000円分の課金をした。LINEへ漕ぎ着けるのが初心者には難しく、みるみるポイントはなくなっていく。再度課金が必要かと思っていたが、ギリギリでやっと仲良くなれたU美と出会うことができた。
30歳で、俺より歳は一つだけ上。写メはアプリ上で見ていたが、切れ目の一重でクールな印象に見える。ルックスは中の上、美人とまではいかないような、いくような中間地点の子だ。
ただ、飢えていたのでとにかく俺はセックスがしたい。とはいえ欲求不満をあらわにしたら、間違いなく引かれてしまうのでここは我慢。
1週間のLINE期間が経過し、お互い釣りとキャンプが好きということで話も合うから楽しい。
3週目を過ぎた頃、まだ我慢だと言い聞かせていると「会ってみたいな」とU美からしびれを切らすように言ってくれた。
過去に友人から聞いた話を思い出したのだが、その言葉は「出会い系なら、会った日にセックスしたいと決して言うべからず」というもの。
驚いて悩む間を与えるからのようで、次回に流れやすいらしい。だから俺は事前に、U美と泊まりをしたい、セックスもしたいと正直に伝えている。当日気が向いたらという反応だったから、無理ではないはずだ。
そして当日のデートを迎え、初のご対面。写メよりも綺麗でやや驚いたが、映画と多国籍レストランへ行く。
店を出て彼女の手を握ると好反応で「良い……?」と聞けばニコリと微笑み首を縦に振ってくれた。
ホテルの無人受付で部屋のパネルを選ぶ際は、U美もノリノリで「このちょっとグレードが高いお部屋がいい」と上機嫌。部屋に着くと、ラブホらしいピンクライトが映える内装と、高級なインテリアが並んでいた。
そんなものに目もくれず服の上から胸を触っていたら「飢えすぎだよ(笑)お風呂先に入ろう?」と静止される。
すんなりの展開なのにちょっと寸止め気味な彼女の仕草・行動まで惹かれてくる。「でも別々じゃなく、一緒にお風呂OKなのは驚いた」と俺も返す。
U美は、女性にしては高身長なせいかプロポーションが良い。お尻がまた美しく、風呂上がりには我慢ならずすぐに押し倒した。バストは大きめで形が良く、AVの男優ばりに揉みしだく。
キス・乳もみを繰り返したうえでクンニをしたら、どうやら性感帯だったようで物凄く喘いでいる。そこで彼女からフェラを受けるが、かなりのテクニシャン。
思わず出しそうになったので、慌てて静止しアソコへチンコをぶち込んだ。正常位だけだったが、これもU美の締まりが良いことに驚き、あっという間に果ててしまった。
実のところ5年ぶりのセックスだったのだが、正直に言うと「浮気しそうじゃなくて、むしろ印象上がったよ」と言われた。
精子を出した後、男にありがちな達成後の冷めがややあったが、実際の彼女は上クラスなので、このまま恋愛関係に発展しても良いと考えている。例え出会い系でも、俺は堂々と周囲にアプリを通じて出会ったと言おうと思う。
【七瀬】
良い出会いがあったみたいで良かった。
出会い系アプリだと全然会えないとか、変な人に遭ったとか少なくないからね。
なれそめを正直に話すのはそのU美さんと話し合った方がいいと思うけどね(笑)